映画:春夏秋冬そして春

DVD で 「春夏秋冬そして春」 を観ました。
キム・ギドク監督作品を観るのは、「悪い男」 に続いて 2作目です。

「悪い男」 で、ギドク監督をすばらしいと思ったのに、すぐ他の作品に手が
伸びなかったのは、心のどこかで 何かまた恐ろしい物を観せられる
事になるのでは?警戒していたからかも知れません。

「春夏秋冬そして春」 は、美しい山奥の湖に浮かぶ小さな寺院に育った
子供の人生を、春夏秋冬の変化に重ね合わせて描かれた映画です。
ひとりの男の人生が、仏教的な視点から描かれています。

とにかく映像が美しく、圧倒されます。効果的な音楽もすばらしい。
ただ、そんなすばらしく美しい映像と音楽なのに、映画を観ている間
ずっとどこかに緊張感を感じていて、観ている側は油断ができませんでした。

監督本人が、冬の時期の主人公を演じています。
ぴったり来る役者を見つけられなかったとの事ですが、
この役を演じることで、監督自身の抱えていた何かに何らかの決着を
つけたかったのかも知れないのかなぁ、と思いました。
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by sai__sai | 2005-08-16 11:46 | 映画・劇 | Comments(0)